ホーム > 薄膜加工 > 光学薄膜 > オプティカルコーティングについて

薄膜加工 光学薄膜

オプティカルコーティングについて

各種の屈折率を有する無機誘電体薄膜からなる光干渉膜を多層に積層して、所望の光学特性となるように設計・構成した光学機能性薄膜です。

【1】高い透過率、反射率

光の干渉を利用していますので、光の散乱や吸収による損失を極めて低く抑えることができ、その結果、透過域において高い透過率、反射域において高い反射率を得ることが可能です。

【2】製品の安定性

無機誘電体材料を使用しているため、永年にわたって質的変化がありません。
また、有機系溶剤に対して安定です。
各種アシスト機構を用いて緻密な成膜が可能です。経時的な波長シフトはもちろん、煮沸試験・耐熱試験や各種環境試験においても波長のシフトは認められません。(シフト量:1nm以下)

【3】各種基板への成膜

光学薄膜を形成する基材(基板)は、一般的に光学ガラスを用いますが、当社は低温での成膜に豊富な経験・生産実績を持ち、各種プラスチック基板や各種レジスト・UV硬化樹脂塗布基板などへの成膜にも対応いたしております。

膜の設計から製作、検査、出荷まで蒸着装置、超音波洗浄機、分光光度計、電子顕微鏡等最新鋭の装置を駆使して、お客様のあらゆるご要望におこたえできる万全の体制を敷いています。

また、作業環境は成膜から検査までそれぞれ必要なクリーン度を維持したクリーンルーム内作業となっており、微少膜欠陥(膜中異物等)に対しても万全の体制をとっております。

oc2[1]

製品としてトータルにカバー

当社では単に成膜に限定せず、付随する形状加工からご要望の仕様に応じ、光学薄膜の設計から成膜プロセス~製品形状加工までトータルに対応させていただいております。

 

お問合せはこちら